順番をすっ飛ばして診察へ
12時頃、受付で朝からお腹の痛みが続いていますと伝えたら、待合室で座る間もなく診察室へ呼ばれました。
待合室にはたくさんの順番待ちの方がいて申し訳なかったです。
入った部屋は経腹エコーの部屋。
先生に朝から弱い腹痛が来ていることを再度伝え、赤ちゃんの様子を見てもらいました。
この時点では、まだ前駆陣痛の可能性も捨てきれなかったので、笑いながら先生や助産師さんと会話ができるくらい余裕でした。
赤ちゃんは相変わらず元気で、心臓もしっかり動いています。
続いて経膣エコーも確認するとこのことで、いったん部屋を出ようとすると、助産師さんが「最後のエコーかもしれないので」とエコー写真を1枚渡してくれました。
39週ぴったりで、体重も約2800gほどの予測なので写真にはほぼ背骨しか映っていません。
助産師さんの言う通り、これが最後のエコー写真になりました。
前駆陣痛ではなく、陣痛の始まりでした
別室で経膣エコーを受けるために下着を脱ぐと、なんとおしるしがありました!
さすがにこれは出産が近いのかと、おしるしがあったと先生に告げ、子宮口の開き具合を見てもらったのですが、少しは開いているかな? と思ったら、なんと今までと変わらず指一本分くらいしか子宮口は開いていません。
ただ、お腹の痛みは陣痛の始まりだろうとのこと。
私は経産婦で、いちかの時が陣痛の始まりから約10時間で産んでいるので、一気に進めば夕方17時くらいに産まれる可能性もあるし、翌日以降になるかもしれない。
急に進んだ時に備えて、病院が開いている17時くらいまでならしばらく病院で待機してもいいし、いったん帰っても大丈夫ですよと言われました。
すごく悩みましたが、病院の周りを散歩していてもいいですか? と聞くと、お産を進めるためにそれでもかまいませんとの事。
入院グッズは持ってきているし、一旦帰るのは面倒。
産まれるかもしれないなら、できれば帰らずこのまま入院して産んでしまいたい!
というわけで、1人だと何かあったら大変だと先生達に心配されたので、旦那と一緒に近所を散歩することにしました。
この時の診察は何事もなければ妊婦検診で、産まれたら支払いが別になるようでこの時点では支払いはしませんでした。
早く本陣痛になるように近所を散歩
病院を出て、近くのスーパーに100均が入っていたのでちょっと買い物へ行きました。
お産が進むようにと、エスカレーターではなく階段で上がり、店内をウロウロ。
まだまだ普通に歩けます。
せっかくなので、娘にパンを買っていってあげようと、ちょっと離れたパン屋へも足を伸ばしました。
時間はまだ14時台。
一旦買った物を置きに車へ戻り、旦那が小腹が空いたというので、パン屋で買ったサンドイッチを食べていたのですが、このあたりからお腹の痛みが段々強くなってきました。
旦那が昼頃と違う様子に「大丈夫?」と聞いてきましたが、私の感覚ではまだ大丈夫。
まだ歩けるし、歩けるくらいなら病院に駆け込む状態ではない。
なので、あと1回散歩に行こうと、痛みの合間に車を出て、先ほどのスーパーで階段の上り下り。
変な夫婦だったでしょうね。
何回か上り下りした後、フロアをウロウロしていると、痛みが来る時は旦那にしがみつかないと立っていられなくなりました。
病院からは16時か16時半までには戻ってきてくださいと言われていましたが、時間は15時半。
まだ時間に余裕はありましたが、病院へ戻ることにしました。
病院へ戻りNST
病院へ戻ると、さすがにすべての患者さんの診察が終わったのか、待合室には誰もいませんでした。
受付で帰ってきたことを告げると、助産師さんがすぐに来てくれて、NSTを受けることに。
普段は1人で受けるのですが、今回は旦那も一緒に入れる個室へと案内してもらい、ベッドに横になりました。
横になった時点でも、まだ自力で歩けましたし、助産師さんと普通に会話ができる余裕もありました。
楽な向きでいいと言われたので、先生からお産を進めたいなら右を下にして横になってねと言われていたので、右を下にして横になっていると、だんだん痛みの時に声を出さないと耐えられないくらいになってきました。
旦那が背中をさすってくれるのですが、たまに見当違いなところを押すので「そこちゃう!」とキレてしまったり。
一体どれだけNSTを受けていたかわからないのですが、助産師さんが別室でモニターで確認されていたらしく「だいぶ進んでいるようですね」と若干慌てたように部屋へ戻ってこられました。
一度先生の診察を受けましょうと言われ、ベッドから立ち上がったのですが、継続的な痛みが続き、もうずっと旦那に支えてもらわないと立てないくらいになっていました。
その状態の私を一目見た先生に上へ行きましょうと言われ、旦那に支えてもらいながら2階へ上がりました。
私が通っている病院は、1階が普段の診察で、2階が分娩室や入院できる場所になっています。
2階へ上がり、分娩室へ案内されました。
実は娘の時も直接分娩室へ行ったので、陣痛室に入ったことがないのです。
マザークラスの時にも使用されている方がいて見学できず、一度入ってみたかったのですが結局入ることはありませんでした。
子宮口は痛みのわりにあまり開かず
分娩台に横たわり、内診してもらうと、かなりの痛みが来ているのに子宮口はまだ2~3㎝しか開いていませんでした。
娘の時は分娩台に横になった時点で7㎝開いていたので、いったいここから産まれるまでどれだけ時間がかかるのかと絶望しました。
助産師さんに入院グッズはある?
と聞かれ、車に置きっぱなしだったので旦那に取ってきてもらいました。
その間に私は出産用の服に着替え、持ってきてもらった入院グッズから産褥ショーツを出してもらい、産褥ナプキンを当ててもらいました。
出産後に着替える丈の長い前開きのパジャマも準備。
出産着に着替え、ナプキンも当ててもらったらいつ破水しても大丈夫。
娘と全く同じパターンでちょっと安心しました。
このあたりで16時から16時半の間です。レポを書こうと思っていたので、なるべく時間のチェックはしていたのですが、この辺りはその余裕もありませんでした。
散歩の合間に母に状況を伝えていて、ここまでくると自分でスマホを触っていられなくなったのですが、出産前には娘の声が分娩室の外から聞こえたので来てくれていたようです。
旦那のご両親にもお昼前頃にひょっとしたら今日中に産まれるかもと、旦那が連絡してくれていたので、外で待機しながら娘と遊んでくれていたみたいです。
助産師さんに出産の際のバースプランに特に希望は書いてなかったので、立ち会いはどうされますか? と聞かれ、旦那が間に合うようなら立ち会ってもらうつもりだったので、立ち会いをお願いしました。
この会話がまともに会話できた最後だったと思います。
もう少し続きます。