悟空とチチのカップルが好き。
という事を延々と書いています。
悟空の成長にびっくり
ドラゴンボールはリアルタイムでアニメの第一話からGTまですべて見ています。
超も見ていますが。
数あるアニメや漫画の中で、好きな夫婦は?
と聞かれたら真っ先に出てくるのが悟空とチチなのです。
始まった当初はまだ12歳というのありますが、頭身が小さい悟空。
アラレちゃんのイメージもあって、すごく子どもの印象でした。
物語が進んで、成長した時は本当にびっくりしました。
かっこよくなっているのはもちろんの事、すごく大人になったなと。
それまでの行動は悟空の性格もあり子どもっぽかったのですが、基本性格は変わっていませんが頭身が伸びた事と多少なりとも内面も成長しているのですごく大人に感じたのです。
衝撃的だった悟空の結婚
ドラゴンボール集めや戦闘が続くアニメでしたが、成長してからの天下一武道会で衝撃の出来事が起こります。
あの悟空が結婚!?
本当にびっくりしました。
子供心にもどう考えても悟空には一般常識、そもそも恋愛要素がないように見えます。
結婚の概念すらないのにチチを嫁にもらってどうするの? と今なら思いますが、小さい頃はドキドキの展開でした。
あの悟空が結婚ですよ!
恋愛なんかに全く興味なさそうなあの悟空が!!
実は小さい頃は実はブルマとくっつくかと思っていました。
その頃はずっと主人公と一緒にいるのがヒロインで、その二人がくっつくという思い込みがあったからです。
それが突然同じように成長して美人になったチチが登場。
しかも嫁にもらう約束までしていた。
そこだけを取ればすごく乙女心というか子ども心をくすぐる展開でした。
たぶん結婚という衝撃を初めて受けたのがこの二人だと思います。
この時期に再放送のはいからさんが通るなど少女アニメも見ていて、ドラゴンボールは北斗の拳やキン肉マンと同じ少年アニメという認識は持っていました。
その戦闘がメインの少年アニメに恋愛要素をすっ飛ばして結婚というテーマが入ったのがすごく斬新に思えて、その印象が強いため私は悟空とチチの夫婦が大好きなのです。
まだまだ子供だったので、恋愛のゴールは結婚だと思っていて、悟空とチチは両親のように結婚するんだとすごくリアルにも感じました。
よくよく考えたらアラレちゃんもせんべいとみどりが結婚しますが、こちらはそれほど衝撃を受けませんでした。
ギャグ路線だったからでしょうか。
ドラゴンボールのオリジナルストーリー
チチと結婚した天下一武道会でピッコロとの戦いが終わると、オリジナルストーリーをはさんでアニメはドラゴンボールZになります。
オリジナルストーリーは、ざっくり書くと悟空とチチがウェディングドレスを守るため芭蕉扇を探す話なのですが、この話も好きでした。
悟空とチチがパオズ山以外で一緒に戦闘したりするのは、基本的にはこのストーリーが最後だったと思います。
原作にはない結婚式の様子もあり、再放送の度にこのストーリーを見るのが楽しみでした。
結婚という言葉すら知らなかった悟空が、何だかんだ言ってちゃんとタキシードを着て式を挙げているのを見ると、悟空が少年から青年になったんだなとしみじみ思います。
このオリジナルストーリーは、それまでの冒険・戦闘メインの話とは違い、悟空とチチの恋愛とまではいかないものの少しそれっぽい雰囲気があります。
それまでは悟空にまるっきりそういうイメージがなかったので、すごくギャップを感じるストーリーでもありました。
悟空とチチは久々に会ったにもかかわらず、牛魔王とチチの母の形見のウェディングドレスを守るため芭蕉扇を探しに終始一緒にいます。
今思えば再会したばかりの2人なので互いに違和感を覚えても仕方ないのに。
このストーリーを見ていたから、私は悟空とチチの夫婦が好きなんだろうなと思います。
悟空とチチに悟飯が生まれた!
ドラゴンボールZが始まりOPを見ると、前回と全く変わらない悟空の隣に子どもが!!
これは本当にとんでもなく驚きました。
あの悟空の子どもですよ!?
私は基本主人公とヒロインの二人が結婚して子供ができる。
というハッピーエンドが大好きなので、ここがツボでした。
当時小学生だったので、そんなに深くは考えていなかったと思いますが。
とにかくそういう設定がツボなので、ドラゴンボールは戦闘だけでなく、悟空とチチのエピソードはないかと夢中になって見ていました。
原作でもアニメでも悟飯が生まれてからの悟空に対するチチの扱いは酷いですが、なぜか私は悟空とチチは仲がいいと思い込んでいました。
いや、もちろん実際悪いわけでもないと思います。
ただ、子ども心に2人の仲がいいと思ったのは、オリジナルストーリーがあったからです。
それでも”あの”悟空がいきなり4歳の息子を連れてくるのは衝撃でした。
嫁を食べ物だと思っていたあの悟空に子供がいるなんて全く想像しませんでした。
それほど描かれていませんが、パオズ山での悟空とチチの生活ってすごく普通の家庭らしい日々を過ごしていたと思うんです。
あの戦闘に明け暮れた悟空が、そんな普通の生活を送っている。
もうここが私の一番のツボポイント!!
ピッコロのような戦う相手がいなかったという事も大きいですが、悟空は何事もなければ平穏な生活を受け入れられるんだと。
それはきっと幸せだったんじゃないかと。
静かな山で、命を脅かされることもなく、家に帰れば妻と子どもがいる。
そんな生活をドラゴンボールが始まった頃は想像できませんでした。
この時代はあまり描かれていないからこそ、勝手に空想できることもあり、この想像できる余地があるのがまたいいんですよね。
この描かれない3人での生活を思い描くだけでほっこりします。
今回は悟チチ語りなので控えますが、悟飯が好きなのでその意味でもこの平穏な時代が好きです。
悟空を父親にさせたチチ
ラディッツが現れて以後、悟空たちは再び戦闘の日々で、中々家族そろってゆっくりはできません。
チチに至っては戦力外なので、登場シーンも少なめ。
再び出番が増えるのはセル編。
セル戦の時に、悟空が最後にチチのことを気遣っています。
ああ、悟空も大人になったんだなと。
家族という意味をちゃんと分かっていたんだなと思いました。
これはピッコロに悟飯の事で諭された時に、慌てて仙豆を食べようとする所もそうだと思います。
あの悟空をここまで父親にさせたチチってすごいと思うんです。
働け、悟飯に武道を教えるなと、ガミガミと言う細かい所ではなく、すごく大きな部分で悟空を家族に取り込んでいると思います。
セル戦の時、悟空が悟飯と修行に適した場所でなく家を拠点としてチチに許可を取って修行するという所ですが、チチが怖いというよりも悟空の成長が伺える場面ではないかと思います。
結婚するまでの強くなりたいという欲求、悟空といえばそのイメージだったので、当時アニメでこの選択を選んだ時にはびっくりしたものです。
すごく”お父さん”っぽい、そう思いました。
そして、そう思う前には”あの悟空が!”というのが付きます。
修行ばっかりの悟空と、家族の待つ家へと帰ってくる悟空。
悟空にとってすごく両極端なことが一緒に存在していて、それを繋げているのがチチだと思います。
だから私は悟空とチチの夫婦が好き。
上手く言えないのがもどかしいのですが。
セル編で悟空が帰ってこないと知った時、そしてブウ編で悟空が一日だけ帰ってきた日。
チチは何度も悟空のために泣いています。
2人の生活があまり描かれないからこそ、この涙に全てが詰まっていると思います。
戦いの裏で確かに家族の生活があった。
悟空を知らない悟天に武道を教えていたチチ。
本来なら悟空の役目を全て一人で背負った数年間。
ブルマではなく、チチだから出来た事だと思います。
夫婦という方からははみ出していると思いますが、それでも夫婦だなと思う悟空とチチ。
本当に好きです。