ブレスオブファイア4うつろわざるもの 感想

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ブレスオブファイア4うつろわざるものについて

 

ゲーム自体は2000年4月発売ですが、ブレスオブファイア4(BOF4)をプレイしたのは2014年です。

BOFシリーズの中では、一番最後にプレイしました。

BOF4も名作だとは知っていたのですが、BOF5が衝撃的過ぎてなかなかどちらかと言うと従来路線のBOF4に手が出ず、BOF5のクリア後数年経ってからプレイしました。

すでにPS4が出るかもという頃にPS1のソフトををプレイするという、世の中に逆行するようなことをしていました。

 

クリア後の感想にはネタバレがありますのでお気を付けください。

 

リュウとフォウル、2人の主人公

今作では、いつもの主人公リュウの他にフォウルも主人公となり、2人を交互に操作することになります。

リュウはフォウルが過去に召喚された際に分離した半身です。なのでスキルなど共有する部分があります。

この2人の視点から見る世界が真逆なのです。

 

リュウは目覚めてすぐにニーナと出会い、シリアスなストーリーに比べコミカル寄りな展開を仲間と繰り広げます。

フォウルは目覚めた当初から帝国から追われ、よくない方よくない方へとストーリーが展開します。

 

フォウルは数百年前にフォウ帝国を築き、再び目覚めた時に皇帝の座を返還するよう盟約し封印されていました。

それが目覚めた瞬間から様子がおかしいなと思い、自らが築いた帝都に向かうと約束を反故にされ逆に追い立てられるのです。

目覚めたばかりのフォウルはこの時点では逃亡するしかありませんでした。

もうね、なぜ反対じゃなかったんだろうと思いました。

フォウルがリュウの立場にあったら、ヒトを見限る事なんてなかったのにと。

それは有名なあのシーン、あのつらい体験をフォウルにさせたくないからそう思うのかもしれません。

 

最後はフォウルが分身であるリュウを自身へと戻し、人を滅ぼすことを選択します。

盟約さえ破らなければ、もしくは対話さえしていたらこうはならなかった。

人はフォウルに対して選択を間違えたのです。

 

ゲーム内容について

OPについて

OPはアニメーションです。

BOF4はどちらかというとアジアンテイストというか、ヨーロッパ的なファンタジーではありません。

それが雰囲気と曲とすごく合っていて、OPはすごく盛り上がるというわけではないのですが、思わず見てしまうという感じです。

ただ他のシリーズに比べて、リュウの顔ががっしりしています。

 

戦闘について

戦闘は前衛と後衛に分かれ、いつでも入れ替え可能です。

他はBOF3と同じような感じでしょうか、BOF4の前にBOF5をプレイしたのでそう思うだけかもしれません。

後衛も戦闘に参加しているので、ちゃんと経験値も入ります。

 

コンボ要素もあり、コンボを繋げたら師匠から技を教えてもらえたりするので、ネットなどを頼りに色々試しました。

 

BOF3はレベルアップで技を教えてもらうので、そのあたりは前作と違う所ですね。

 

ミニゲームについて

今回はミニゲームが難しい。

BOF3は釣りを延々とやっていましたが、今回はスルー気味でした。

師匠から技を覚えるためにある程度はやりましたが、ただ釣りをするためにプレイすることはなかったです。

 

なぜミニゲームが難しかったかと言うと、元々ミニゲームが苦手なのもありますが、操作性が悪い!

私が思う方向に動いてくれないんです。タルを並べるだけなのに、うまく押せない。このミニゲームに1時間くらい費やしました。結局うまくできませんでしたが。

ミニゲームで得たポイントがトランスするリュウの強化に繋がるので、ミニゲームが上手くできないのがストレスでしたね。

 

ストーリーについて

「リュウとフォウル、2人の主人公」でも書きましたが、とにかくストーリーは暗いです。

リュウ編について

リュウの登場シーンは真っ裸です。真正面から堂々と真っ裸です。

ドット絵でなければモザイクがかかっただろうなと思います。

 

他にもニーナの入浴シーンがあったりと、リュウ編では所々コミカルな展開が散りばめられています。

 

しかし本筋は重い。

 

ニーナは行方不明の姉エリーナを幼馴染のクレイと共に探していて、その途中でリュウと出会います。

記憶喪失状態のリュウが己を知る旅でもありますが、姉探しの結末が衝撃的過ぎます。

エリーナを攫った帝国、その目的は呪砲のニエとするためでした。

より強力なニエとするため、魔物と掛け合わせられたエリーナは、ニーナ達と再会した時には下半身が人の姿を保っていませんでした。

エリーナは恋人のクレイに自分の最後を託します。

 

お、重い。

リュウの道中はなんだかんだコミカルチックな分、この結末の重さが非常に堪えます。

 

フォウル編について

封印から目が覚め、盟約に基づき帝都へ行くと、皇帝の座を譲りたくない現皇帝ソーニルにより帝国に狙われることになります。

それはもうしつこく狙われます。

何とか逃げ延びた先で、マミという女性に匿われることになります。

献身的に尽くしてくれるマミとの日々、これがフォウルのストーリーの中ではただ一つの安寧の時でした。

この時のフォウルは村の人々と多少会話をしたりと、ある程度ヒトと共存しています。このまま過ごすことが出来たら、と、BOF4をプレイした人は少なからず思ったと思います。

 

しかしマミはフォウルを追うものに連行され、フォウルを倒すために呪砲のニエとなります。

ニエは『対象と親しいものほど力を増す』のです。

この一連の流れがあまりにもあっさりと書かれていて、喪失感が半端ないです。

 

フォウルは何とか生き延びますが、マミがニエにされた事を知り、ヒトを見限ります。

帝都にしもべを差し向け現皇帝ソーニルを排除。半身であるリュウと一つになりヒトを滅ぼす決意をします。

 

クリア後の感想

ネタバレあります!!

 

 

 

とにかくユンナがむかつく。

これに限ります。

そして後味がよくない。

リュウとフォウルの話は終わりますが、BOF4の展開を仕組んだ黒幕は何一つ終わっていない。むしろこれから。
というか、そいつがラスボスでよかったと思います。
リュウとフォウルでそいつをやっつけたいくらいです。

 

フォウルはうつろうもの(ヒト)たちを否定し、それに同調しなかったリュウに敗れリュウに取り込まれる形で一つになります。

なんかちょっと不公平な感じがします。

目覚めた瞬間から狙われたフォウルと、追われることはありながらも共に戦える仲間が多くいたリュウ。
考え方が相容れないのも仕方ないと思います。

フォウルを助けてくれたマミ、フォウルを殺すために呪砲のニエとなったその最後に怒りを覚えないはずはありません。
そもそもフォウルに危害を加えず、最初から今の世に神は必要ないと言えばこんな悲劇は起こらなかったのではないか。

フォウルの周りで起こる悲劇はリュウとは比べ物にならないと思います。

 

そして、神たちのストーリーは終わりましたが、現実的な問題は何一つ解決していない気もします。
大した傷を負わず神などいくらでもつくってみせるという黒幕のユンナにしてもそうですし、ヒト側の問題はこれから。
それはヒトになることを選んだリュウのこれからを示唆する意味でありなのかもしれませんが、それではそれまで巻き添えになった人たちが浮かばれない!

(神=ドラゴン=うつろわざるものだと思ってください)

 

フォウルに比べ、リュウはどちらかというと周りに流されている感がありました。
明確な目的に一直線に進んでいる感じがしません。そのあたりが神の本質を表しているようで、すごく好きです。

 

とにかく憂鬱さを残すストーリーでしたが、ストーリー自体は好きです。

ただストーリーは好きなのですが、操作性の悪さと視点の悪さだけは何とかしてほしいです。
慣れればそれなりに何とかなるのですが、ラスダンでも梯子を上るのに一苦労でした。

他にも行き止まりかと思ったら、端の方によれば通り抜けられる場所があったりとか。

この操作性が本当に何とかならないものかと思いました。

PS3が出ている頃にPS1のゲームをプレイしたからそう思うのかもしれませんが。私はストーリー重視なのでやりきりましたが、今だと操作性に切れて放り出す人がいそうです。

 

かなり鬱展開ですが、ある意味理不尽なのが世の常だろうと思える方にはおすすめできるかなと思います。

雰囲気もアジアンテイストが入っていて、世界観にぴったり。曲も良いです。

 

クリア時間はレベル上げなどをしたので40時間ほどでした。物語がリュウとフォウルが交互に進むため、それほど長くは感じません。

BOF1~3とはかなり雰囲気は違います。

後味が憂鬱と書きましたが、それでも気になるという方にはぜひプレイしてほしいゲームです。

 



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