気にしてはいけないと思うほど、お腹にストレスを感じてしまう
いつもなら、心拍確認が出来たらもらいに行っていた母子手帳。
今回はまだもらいに行けない。
ただ、赤ちゃんがこのまま育って次の検診時に無事な事を祈るしかない。
この「いつもと違う」のもまたストレスでした。
とにかく今回の妊娠はずっとお腹にストレスがかかり続けていました。
赤ちゃんの成長によくない、そう思ってもどうにも不安を振り払えませんでした。
不要になるかもしれない買い物
実は、妊娠検査薬を試した時、妊娠したら無事に生まれるだろうと、初めての受診の前に西松屋へ行っていました。
目的は葉酸や、2人の子どもたちの服なのですが、友達にあげてしまった入院用のパジャマとかを買っていたのです。
ひょっとしたら不要な買い物だったかもしれない。
どうしてもっと待ってから買わなかったんだろう。
この時までは、本当に無事に生まれるとしか思っていなかったのです。
思えば、今回の妊娠で嬉しいと思った時間はこの時まででした。
夏休みと連休を利用して長期間休む
実は、夏休みを残しておいたので、9月下旬は連休と合わせてほとんど休みになりました。
最初はちょうどつわりと重なりそうだしラッキー! と思っていたのですが、つわりはまったく訪れず、普通に夏休みを過ごしただけでした。
ただ体を休めることはできたので、赤ちゃんが大きくなってないかなと少し期待もしていました。
子どもたちの保育所ではこの月まで保護者参加の行事は全て中止になっていて、10月から少しずつ運動会や遠足、参観が始まる予定でした。
特に次女の参観は楽しみにしていたので、このままつわりも切迫流産にもならなければ参加できるなと。
なので今のうちに体を休めておこうと、本当にのんびりと過ごした遅い夏休みでした。
再び心拍確認へ
そして2週間後。
もう一度、心拍確認の日が来ました。
心拍確認というか、今思えば順調に育っているかの確認だったのかもしれません。
前回は本来なら1日1mmずつ成長するはずの胎嚢が、その前の診察の時からの成長具合が明らかに足りていませんでした。
今回はどうだろう。
小さいままだろうか?
受付時、「母子手帳と受診券はありますか?」と聞かれました。
いつもなら私の週数ならあるはずの母子手帳。
「まだもらっていません」と普通に答えたのですが、やっぱり受付の人も変だなと思うんだと、最初から落ち込んでしまいました。
診察室に入り、エコーを食い入るように見ました。
「うん、順調に大きくなっているね。次の検診までに母子手帳もらって来てください。別室で話そうね」
大きくなっていました!!
ゆっくりと過ごしたからではなく、赤ちゃんの力
別室で母子手帳発行に必要な書類などを、やっといただきました。
「予定日も決まるね、5月1日ですね」
と言われたのですが、それは最終月経から計算した場合の予定日です。
私の月経周期は長いので違う気もしたのですが、とにかく予定日が決まったことが嬉しくてこの時はそのまま流してしまいました。
後々これが問題になるのですが、それより気になることがあったのです。
「先生、赤ちゃん大きくなっているんですよね? 私、ここ2週間夏休みなどで家でゆっくり過ごしたんですけど、私がゆっくり過ごしたから赤ちゃんは大きくなったんでしょうか」
「関係ないよ。休んでも動いていても変わらない。大きくなったのは、赤ちゃん自身の成長する力やね」
そっか、赤ちゃん自身の力なんだ。
赤ちゃんが大きくなろうとしてくれたんだ。
もし私が仕事を休んで体を休めることで赤ちゃんが大きくなったのなら、もう少し有給などを活用しようかと思ったのですが、それは関係ないようでした。
私があれだけストレスをかけてしまったのに、赤ちゃんは自分の力で大きくなろうとしてくれたのです。
本当に良かった。
そして、高齢出産になるので、前回も受けた出生前診断を予約して、やっと今回の妊娠に安堵して帰宅しました。