胎芽は見えたけどそれでも小さい
胎芽が見え、多少は大きくなっていた胎嚢に安心はしました。
この安心は生きていてくれたという安心です。
いつか成長が止まってしまうかもしれないという不安は解消されませんでした。
2人の娘の時には強調されなかった「出血したらすぐに来て」という言葉。
先生も順調に育たないかもしれないという可能性を考えているという事。
ネットで週数相当の胎嚢の大きさを調べましたが、明らかに小さい。
本来私が思っている週数にしたら、恐ろしいくらいに小さい。
妊娠初期の頃、胎嚢の成長に個人差はあまりないという記事も読みました。
あきらかに私はそれから外れています。
怖くて怖くて、胎嚢の大きさを検索するのをやめました。
これから次の診察までの1週間、またこの不安な気持ちのまま過ごさないといけないのかという気持ちだけでストレスでした。
やはり妊娠初期症状がない
少なくとも赤ちゃんは大きくなっている。
でも2人の子どもの時に感じた膨満感、お腹が大きくなっている感じがこの時でも一切ありませんでした。
胎芽が見えたことで期待したのですが、次の検診まで普段と何も変わらない体調だったのです。
不調がないのが逆に不安で、いつもならそろそろ始まるつわりもありません。
やっぱりおかしい。
妊娠の体調が、子ども全て同じとは限らないとは知っていますが、あまりにも共通点がなさすぎます。
この時、あまり私に言いませんでしたが、旦那も胎嚢の大きさなどをネットで調べていたようです。
口には出していませんでしたが、3人目です。
今までの経験があるので不安だったのだと思います。
職場への報告
書き忘れていましたが、職場への報告は妊娠検査薬を試した翌日、たまたま係長と2人きりになった時があったので、その時点で告げていました。
2人の娘はだいたい7~8週の時に切迫流産になっていたので、早めに報告しておいた方がいいと思ったのです。
その2日後が最初の産婦人科受診でした。
受診後、不安に襲われた時、職場に報告するのが早かったかもしれない。
と思いましたが、「流産するかも」という可能性があり、急に休むことになったかもしれないので、早めに報告しておいてよかったかなと今なら思います。
心拍確認
胎芽は見えたけど、心臓は動いているだろうか?
全く体調に不調がないけど、育っているんだろうか?
そんな不安を抱えながら、やっと1週間が過ぎました。
前回の受診と同じく、「だめかもしれない」「いや、私の子どもだから大丈夫」という気持ちが半々でした。
多少は大きくなっていても、心拍は確認できないかもしれない。
そんな可能性もあるかもしれない。
診察台に上がるのが、この時が一番怖かったです。
「……心臓動いてるね」
エコーは今まで何度も見てきたので、私にもすぐわかりました。
小さい点滅があります。
でも、素人目にも胎嚢自体はあまり大きくなっていないのも分かってしまいました。
いつもならもらえた母子手帳
それでも心拍確認ができたことで、一安心しました。
本当に肩の力がドッと抜けたのです。
小さいかもしれない、でも心臓が動いていたらこのまま成長してくれる可能性が大きくなる。
いつもなら心拍確認ができた頃に、母子手帳をもらって来てねと言われたので、今回も言われると思いました。
しかし、また2週間後に診察との事。
やはり心臓は動いていても、胎嚢が小さいのです。
赤ちゃん自体にぴったりと張り付くように胎嚢があるのです。
今まではもう少し余裕があったように思います。
「心臓は動いてるけど、胎嚢が小さいね。本当ならもっと隙間に余裕があるんだけど」
そうですよね、2人見てきているので産婦人科医ではない私でも分かります。
「でも、ここから急に大きくなって無事出産している人も何人もいるから、ここからぐっと大きくなるかもしれない」
先生はそう言っていました。
まだ不安定な状態の赤ちゃん。
次の診察でまだ心臓が動いていて、成長していたら母子手帳がもらえるはず。
大丈夫、ここからぐっと急成長してくれる。
そう思いました。