正式にお付き合いしたことを父には伝えませんでした

img-marriage2 結婚まで

正式にお付き合いしましょうと言われたのが3月30日。

4月になると、父が一時帰宅しました。

実は3月の上旬頃にも一度帰ってきていたのですが、この時は自力で帰ってきたのです。

 

しかしその時の一時帰宅から病院に戻った日の翌日、片足が動かなくなっていました。

がんの腫瘍のせいです。

そして数日後には両足が動かなくなり、4月の一時帰宅のために慌てて介護申請をして家に介護用のベッドを借りたりしました。

 

4月に帰ってきていたのは1週間ほどですが、私はこの状況を一切旦那には言っていませんでした。

 

今となってはもうどうしようもありませんが、旦那と正式にお付き合いを初めた時、父はまだ会話もできるくらいにはしっかりしていたのです。

それなのに私は一度も旦那だけではなく、父にも旦那のことを話していませんでした。

 

他に父と仲の良かった従姉の結婚が決まっていたのですが、これも伝えていません。

従姉と確認しあったことはないのですが、この時点では4月の末までしか生きられないので、伝えたところで心残りにしかならないだろうと思ったのです。

 

実はこのブログを書いている時点で父の母、私の祖母はまだ元気にしています。

この父が亡くなった時も祖母はしっかりしていたのです。

 

しかし翌年の従姉の結婚式の頃には私たちのことが分からなくなっていました。

一緒に暮らしていない私や妹はともかく、同居していた従姉妹たちすら分からないのです。

 

たった1年です。

 

なぜ父の死を知ってからなのか? いっそ、そんなこと分からない方がよかったのではないか?

どうしてほんの数年のタイミングで色々うまくいかないのか。

父はあと2年生きていたら孫に会えた。

 

祖母は私の結婚式までは生きられるかな? と言っていたのですが、私の結婚式どころか今は2人もひ孫がいて、今年も2人産まれます。
(むしろ私より7歳年下の従姉の方が結婚が早かったのですが)

 

このひ孫も自分のひ孫だとはわかりません。

でも娘を連れて行った時、2カ月の娘をずっと抱っこして「かわいいよ、かわいいよ」(方言なのでうまくニュアンスが伝わらないのですが、”かわいいなぁ、かわいいなぁ”というのが近いと思います)と言ってくれました。

 

 

私は結婚するのが平均に比べ遅めです。

 

どうしてもっと早く婚活しなかったのか、それを父が亡くなった時、祖母が私たちが分からなくなった時は後悔しました。

 

 

このブログは妊活・婚活関係は別のブログから移してきているのが多いのですが、この話自体は前のブログに書いていません。

自分で読み返したい記事でもないので、今後もほとんど読み返さないと思います。

でもあの時の自分の気持ちを残しておきたいとも思ったので、書くことにしました。

 

次の「結婚まで」のブログは前回の続きを書きたいと思います。

「結婚まで」という、明るいカテゴリーなのに暗い記事ですみません。



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