テイルズオブファンタジアについて
「伝説のRPG」がキャッチコピーになるのかな?
SFC版:1995年発売
PS版:1998年発売
GBA版:2003年発売
PSP版:2006年発売(テイルズ オブ ファンタジア -フルボイスエディション-)
PSP版:2010年発売(テイルズ オブ ファンタジア クロスエディション )
こうやって書き出すと、1番ファンタジアが移植やリメイクがされているのかも。
SFC版以外は全て持っていますが、テイルズ オブ ファンタジア クロスエディションだけクリアしていません。
PS・PSP版のミントのアップから始まるOP、今でも好きです。
途中で召喚を行っているクラースのカッコイイ事、PS版は何度エンドレスでOPを流しっぱなしにしたか。
「あなたの見た夢は 現実での未来」
の歌詞がすごく好き。
この部分を聞くだけで涙が出そうになります。
全体的なストーリーとしては、最近のテイルズに比べたら短いかなと思います。
それでも何故か好きなんですよね~という作品です。
ストーリー
主人公クレスの住む町トーティスが何者かに襲われ、狩りに出ていたクレスと幼馴染のチェスターだけが生き残る。
この際、クレスを慕っていたチェスターの妹のアミィも死亡します。
両親の仇を討つため、クレスはユークリッドへ向かいますが、叔父の家で何者かに攫われてしまいます。
攫ったのは町を襲った連中で、目的は封印されたダオスの復活でした。
クレスは同じく囚われていたミントと共にそこを脱出し、それぞれの両親と共にかつてダオスを封じたモリスンの家でチェスターと合流し、その復活を阻止しに行きます。
しかし一足遅く、ダオスは復活してしまいます。
ダオスは魔術に弱い(と言われている)のですが、クレスの時代には魔力の源である世界樹は枯れており、魔術が存在しません。
復活したダオスに対抗すべく、モリスンはクレスとミントをまだ世界樹が枯れる前の100年前の世界へと転移させます。
過去に飛ばされたクレスとミントは召喚士のクラース、人間とエルフのハーフの魔術が使えるアーチェを仲間にし、その時代のダオスと戦います。
世界樹が枯れた原因は、この時代のマナの大量消費が原因でした。
クレスの時代でも世界樹が枯れないようにし、4人はクレスの時代へとやってきます。
そして、何とかダオスの撃退に成功。
これでクラースとアーチェの役目は終わったかと思いきや、今度は50年後の世界から忍者のすずがダオスが現れたので力を貸してほしいと現れます。
クレス、ミント、クラース、アーチェ、そしてチェスターも含め今度は50年後の世界へ転移し、ダオスとの最終決戦へと向かいます。
感想
と、これが簡単なあらすじですが、何も見ずに書いているので、若干違う所があったらすみません。
初めてファンタジアをプレイしたのはPS版ですが、SFC版のCMは今でもよく覚えています。
レアバードに乗っている所とか、画面の奥行き感とか、SFCでここまで出来るの? と驚き、このCMを見た時、FF6を超えたんじゃないか!? と思いました。
私はファンタジアの前にデスティニーをプレイしたので、まず戦闘時の操作性が良くなったなというのが第一印象です。
今回は戦士系がほぼクレスだけなため、ファンタジアではクレス以外を操作する事はあまりありませんが。
すずはあんまり使わないので苦手です。
操作するのはイベント時くらいですね。
とにかく、テクニカルリング(だったかな? マニュアル操作できるアクセサリ)を付けて、ジャンプで下ボタン攻撃をしているとほぼ無傷で戦闘が終わるので、もっぱらクレスを操作していました。
ファンタジアで何がいいかと言うと、ちょっとした何でもない会話かなと思います。
最初に会ったクラースのけんもほろろな態度とか、なのにミラルドには頭が上がらないとか、人嫌いなわりに船上で初対面の人と意気投合して飲み明かすとか。
すずがカレーを食べた時の反応とか。
過去に飛ばされたのは、クレスとミントだけで、一緒にいたチェスターは居残りなので、すずに呼ばれて未来へ行った時に一人だけレベルが低いとか。
一生懸命修行するチェスターがいいですよね。
これはPS版以降のイベントかも。
あと、スキットも楽しいです。
個人的に寒いところでのイフリート、暑いところでのウンディーネとか好きです。
クレスのダオスをダオス(倒す)は今でもネタで使われますね。
そして、イベントとしては、決戦前夜が最高です。
雪の降る街でクレスとミントが語り合う所、何度見ても好きです。
確かOPでもそのシーンがあったような気もします。
そして、クラースはエターナルソードで、ミラルドを見て「えんれんのひと」の称号を得たり。
喧嘩ばかりしてますが、チェスターとアーチェのカップルも好きです。
ファンタジアは小説が豊富で、アーチェについてはなりダンか何かの小説に思わずウルッときました。
アーチェはハーフエルフなので長寿なんですよね。
クラースは過去に戻ったら、どう考えてもクレス達と会うことはできませんが、アーチェはクレスやミント、チェスターと会う事が出来ます。
もちろんすずとも。
読んだ小説はもうみんな死んでしまって、それから長い時間が過ぎていました。
確かチェスターとその小説の主人公を助ける約束か何かをしていたと思うのですが、そのチェスターを思い出すシーンがウルッと来るんです。
他にクリア後、それぞれの時代に戻った直後にクレスが戦闘で死に、ミントも死ぬ、というパターンを読んだ事があります。
これもなりダンだったかな?
それを話すアーチェも切ないです。
ファンタジア自体のクリア後の小説も読んだ記憶があるので、好きな方は是非。
ファンタジアは長くもなく、短くもなく、やり込み要素もあって、バランスのいいRPGだと思います。
ファンタジアはかなり移植やリメイクが多く、基本は同じ、と思いながらも何故か欲しくなってしまいます。
キャラクターもみんな好きです。
それぞれのカップルも大好き。
キャラクターについて
すべて個人的な感想や印象です。
クレス
正義感あふれる好青年なイメージ。
テイルズの主人公の中で、性格としては一番バランスが良いんじゃないかと思います。
明るすぎず暗すぎずな感じですね。
スキットの「ダオスを倒す」のイメージが永遠とぬぐえない人でもあります。
個人的にも毒もなく好青年なので好きです。
ミント
初めて見た時、ザ・ヒロインって感じだなと思いました。
性格も優しい。
おっとりしていて、今となっては昔風のヒロインだなと思いますが私は好き。
というか、クレスとミントがセットで好き。
序盤で二人とも肉親を失いますが、クレスはミントの母親が死んだことを隠しています。
結局ミントは気づいていたわけですが、このお互いに気を遣う何とも言えないいじらしさが好き。
チェスター
ちょっと口が悪い主人公のライバル的な立場だと思いますが、過去の世界に移転する時に置いて行かれたせいでクレスとレベルが開いてしまって、しばらくは使い物にならないかわいそうな人。
大口をたたくこともありますが、クレスと開いてしまった差を埋めようと夜に一人修行している頑張り屋さん。
何だかんだで優しいお兄さんですよね。
クラース
とにかく好き。
声優さんも相まってファンタジアの中では一番好き。
ただ戦闘ではTP温存のために延々と本でモンスターを殴っている変な人になっています。
パーティーの中では一人年の離れた年長者で、その立ち位置も好き。
何だかんだミラルドが気になっている所も好き。
個人的には青年だと思うんですが、称号はマッハ中年なんですよね。
アーチェ
こちらもTP温存するときは、延々とほうきでモンスターを殴るハーフエルフになっています。
少し気の強めなわがままな少女という感じですが、エルフの森で自分の母に出会った時のセリフは思わずホロリと来ます。
個人的には、両親のなりそめが気になりますが。
アーチェもチェスターとセットで好き。
カップルでいうなら、クレスとミントと甲乙つけがたいほど。
アーチェはハーフエルフなので、100年前の自分の時代に戻ってもチェスター達に会えます。
その100年の間に友達などもできるでしょうが、チェスター達を知るクラースがいなくなった何十年間を、アーチェはチェスターと会える日まで孤独に過ごさないといけないのか。
なんてことを考えると、一番感情移入してしまうキャラクターです。
藤林すず
見た目はかわいいのですが、その当時放送されていたアニメのせいでどうしてもアラレちゃんにしか聞こえません。
操作は癖があり、ずっとクレスを操作していたので必要に迫られて操作するともう必死でした。
それでもTPを温存したいときは、チェスターと共にパーティーに入れて活躍してくれます。
辛いのが苦手なのがかわいい。