アウトレットへ行く
婚活パーティーから約1週間後、2度目に会った時は少し遠いアウトレットまで行きました。
実は私も旦那もデートというものをそれほど経験したことがなく(というか私の方がほとんど経験がない)、出かける場所に困っていました。
これは結婚するまで困り続けることになります。
今回は昼から出かけたので、私の家の近所のコンビニまで迎えに来てもらいました。
この時点で母から「最近よう出かけるな」と言われていたので、今後もこういう事が多くなるかもしれないと、婚活していた事と旦那に出会ったことを話しました。
この時、父の余命宣告から2日くらいの時でした。
旦那と出かけるのをやめようかとも思いましたが、上記リンクの「次の婚活の前に父のがんが発覚」で書いた理由と、母が反対しなかったこともあり、こんな時に出会えた縁を大切にしようと思い出かけることにしました。
旦那の行動に感激
前回の食事の時に、敬語はなくしていこうねと話していたので、なるべく敬語なしで話そうとするのですがまだまだギクシャク。
ただ私の方が年上なので、まだ敬語をくずしていくのは楽だったかな?
旦那からしたら、私は旦那のお姉さんより年上だしやりにくかったかもしれませんね。
そして、アウトレットへ着いたのはいいのですが、私はほとんどアウトレットなんて行ったことがないし、私からしたらアウトレットでも値段が高い!
こういう所で買いなれていないので、もっぱら旦那の希望の店を回ることにしました。
休日なのでお客さんも多く、私は通路ですれ違う時は基本相手に譲るのですが、旦那もそうでした。
しかもそれだけではなく、私をすれ違う人からかばってくれる。
何このお姫様扱い!!
今まで一緒に歩いた男性だって道路側を歩かないようにとはしてくれましたが、ここまでされるなんて初めて。
感動しました。
色々見て回りましたが、結局買ったのは旦那のパーカーだけ。
それも私の全身の服を足しても足りないくらいの金額です。
そもそも、その時の私の服装は全部で5,000円もしなかったのですが。(かばんは除く)
何のこだわりもない自分は好きなメーカーとかブランドを聞かれても何も答えられません。
そのせいか、これ以後アウトレットに行くことはありませんでした。
この差は私と旦那の収入の差だなと、後で月給を聞いて思いました。
それだけが全てではないのですが、私が致命的に服にこだわりがないのも原因です。
合間にアイスを食べたりして、いい時間になったので夕飯へ。
旦那は結構甘い物好きなんです。
できれば一緒に甘い物を食べてくれる人が良かったのでうれしい限り。
この日、雨が降っていたのですが、夜になる頃には止んでいて、当初から夜景を見に行きましょうと言っていたので比叡山まで行くことにしました。
道中旦那がこんなことを。
「きしかさんに子供って思われないか心配」
いやいやそんなことはありません。
今日ずっと一緒にいて、全然歳の差を感じませんでした。
それは向こうも思っていたらしく、年上の人とこんなに気軽に話せるのは珍しいと言っていました。
旦那からの告白
夜景が見える場所に着いたのは22時前だったかな?
止んでいた雨もぽつぽつ降ったり。
結局車の中から夜景を見ることにしました。
しばらくは色々話していたのですが、22時頃から無言で夜景を見ていました。
これは私がそろそろ帰ろうと声をかけた方がいいんだろうか?
それとも向こうが話し出すまで待った方がいいんだろうか?
そんなことを考えながら22時30分になりました。
突然旦那から「きしかさん」と呼ばれました。
急だったのでびっくりして「はい!」と思わず大きな返事を返してしまいました。
「今日ずっと一緒にいて、きしかさんの女らしい所をすごく感じた。
これからも一緒にいたいと思った。
自分もこういう歳だし、将来のことも考えて付き合ってください」
(ちょっとうろ覚えですが、だいたいこんな感じ)
「私でよければ」
と即答したらびっくりされました。もっと悩むと思ったらしいです。
というか、一体私のどこに女らしさを感じたのか不思議です。
一瞬「大丈夫かこの人?」と思ったのは内緒。
旦那はずっと私に告白しようとタイミングをうかがっていたらしく、22時30分になったら言おう! と決めていたらしいです。
途中で帰ろうと言わなくてよかった。
生まれて初めてちゃんとした告白をされました。
かなり恥ずかしかったです。
嬉しくもありましたが。
旦那が私と付き合おうと思ったきっかけ
そして旦那はこんなことも言ってました。
前回私を駅まで送ってくれたのですが、旦那が見えなくなるまでロータリーで私が手を振っていたのがすごく嬉しかったらしいです。
今までは送ったらすぐに帰る人が多かったとのこと。
私としてはそんな事?? という感じです。
わざわざ私の希望する場所まで送ってもらったのだし、見えなくなるまで見送るのは普通ではないのかと思いました。
でも私がずっと手を振っていたのを見ていたという事は、旦那もずっと私の方を気にしてくれていたという事で、そう考えると嬉しいかな。
何より喜んでもらえていたなら良かった。
なので結婚するまで、送ってもらう時は毎回旦那の車が見えなくなるまで見送っていました。
と、こんな感じで旦那とのおつきあいが始まりました。